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# ワーキングホリデー
# 費用
公開 : 2019.12.04
更新 : 2022.01.28
海外で働く経験ができることで人気のワーキングホリデー制度。1年間など長期で滞在する場合、留学よりも費用を抑えて海外生活ができるともいわれており、少ない負担で海外生活を実現したい人にも人気の制度です。
実際、ワーキングホリデーをするには、どのくらいの費用が必要となるのでしょうか。今回、ワーホリで準備すべき費用、国ごとに必要な費用の違い、実際どんな仕事でいくら稼ぐことができるかなど、ワーキングホリデーの費用にまつわる情報を一挙ご紹介していきます。
ワーキングホリデーとは、政府が協定を結んでいる二国・地域間の若者が、お互いの文化や生活様式を理解することを目的に、それぞれの国への渡航と滞在、そして生活資金を補うための就労が認められる制度です。
ワーキングホリデーの醍醐味は、なんといっても現地で働く経験ができること。レストランやカフェ、ファームなどで仕事をしながら、英語力の習得や、働く経験を積むことができます。また、働いた分の収入は生活費の一部にあてられるので、留学より費用を抑えることも可能です。
2022年現在、日本政府がワーキングホリデー制度の協定を結んでいる国・地域は、アジア・ヨーロッパなどを含む26ヵ国・地域になります。ただ、ワーキングホリデーに参加するには、年齢や滞在期間など、いくつかの条件があるので注意も必要です。
もっとワーキングホリデーの基本情報を知りたい人は、下記の記事を参考にしてみてください。
ワーキングホリデーとは?|年齢・行ける国、費用やメリットをわかりやすく解説!
今回は、ワーホリ先として人気の英語圏の国を中心に、どれくらいの費用がかかるかご紹介していきます。
ワーキングホリデーで必要となる費用を計算する場合、(1)出発までにかかる費用(ビザ申請料、片道航空券、保険料、授業料など)、(2)現地での支出・収入の2点を考慮する必要があります。
出発前に必要となる費用は国・地域によって異なりますが、1年間滞在する目的で準備すべき予算は、およそ60万〜150万円が一般的と言われています。現地で働けるといっても、仕事が見つかるまでの当面の生活費は必要なため、ある程度の費用は渡航前に準備しておくことを強くおすすめします。
次に、ワーキングホリデーの渡航先として人気のオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリスの4ヵ国を例に、ワーホリに参加する場合に必要となる費用の目安をご紹介します。
※AU$20.33(約1,728円)で、1日6時間×週5日働いた場合
多くの国とワーキングホリデーの協定を結んでいるオーストラリア。ワーホリビザで渡航できる定員に制限がなく、短期間で簡単にビザを取得できます。
出発までに必要な費用は約147万~177万円です。他の国と比べ、最低賃金が高いので、仕事を通してたくさん稼ぎたいという人には魅力的な一方、現地の物価も高いため、生活費をかけすぎないよう注意が必要です。
一般的に、ワーホリで許可される滞在期間は1年で、1人1回しか参加できないという制限を設けている国が多い中、オーストラリアは、一定の条件を満たせば、2回目・3回目のビザ取得が可能なセカンド・サードワーキングホリデーという制度があります。そのため、現地に長く滞在して働きたいという人にもおすすめの国です。
オーストラリアのワーキングホリデーについて、より詳しい情報を知りたい人は、下記の記事も参考にしてみてください。
【完全版】最新オーストラリア・ワーキングホリデー情報まとめガイド
※NZ$20(約1,600円)で、1日6時間×週5日働いた場合
自然あふれる環境で、ゆったり滞在できるニュージーランド。出発までに必要な費用は約129万~159万円となります。オーストラリア同様、ビザの発給に定員はありません。
仕事が比較的見つけやすい街は、ニュージーランド最大の都市オークランド。一方で、季節によって求人情報の増減が激しくなるので、注意が必要。現地が夏になるシーズンに仕事探しを開始できるよう計画を立てることをおすすめします。
ニュージーランドのワーキングホリデーについて、より詳しい情報を知りたい人は、下記の記事も参考にしてみてください。
ニュージーランド・ワーキングホリデー完全ガイド
※CA$15.20(約1,352円)で、1日6時間×週5日働いた場合
自然と都市の便利さが共存、暮らしやすさに定評のあるカナダ。出発までに必要な費用は約131万~161万円となります。
カナダのビザ発給には定員があり、毎年6500名に達すると、受付が終了となるのでご注意ください。仕事が比較的見つけやすい街は、バンクーバーとトロント。その他の都市は、都市部のカフェやレストランは夏場に求人が増えたり、スキーリゾートは冬に仕事が集中するなど、人気にシーズナリティがあります。
最新のカナダのワーキングホリデーについて、より詳しい情報を知りたい人は、下記の記事も参考にしてみてください。
カナダ・ワーキングホリデー完全ガイド |ビザ、費用、仕事、体験談
毎年のビザ発給数が1,500人と決まっているイギリスでは、ワーホリに参加するための競争率が高くなります。生活費が高いので、支出が多くなるのもイギリスの特徴。
仕事が比較的見つけやすい街は、イギリス最大の都市ロンドン。知人からの口コミや、インターネットから仕事を見つける人もいる一方、何十通も履歴書を送ったけど、返信がもらえなかったという声も。日本で得た資格や接客の仕事が現地での採用の決め手になったという人もいたり、ワーホリ参加者それぞれが、自分の長所を生かしながら能動的に仕事を得ています。
イギリスのワーキングホリデーについて、より詳しい情報を知りたい人は、下記の記事も参考にしてみてください。
イギリスのワーキングホリデーは抽選式?費用や申請方法もわかる!
ワーキングホリデーでできる仕事は、国や都市によって違いがありますが、一般的に現地にはどんな仕事があり、どれくらい稼ぐことができるのか紹介していきます。
現地で募集している仕事の一部をご紹介します。日本で働いた経験がある人は、そのスキルを現地で生かすチャンスも。季節によって募集が制限される仕事もあるので、最新の求人情報は、渡航先で確認してみてください。
下のグラフは、ワーホリ経験者100人に、ひと月に稼いだ金額を調査したアンケート結果です。最も多かったのは、10万〜15万という意見。次に多い1万〜10万と答えた人の割合と合わせると、およそ7割の人が15万円以下という結果になります。
実際、ワーキングホリデーに参加した人は、どれくらいの期間語学学校に通い、どんな仕事をしているでしょうか。今回は、3人のワーホリ体験者の生活をご紹介していきます。
時給は、NZ$16.5 で、最初の3ヵ月間は1日3時間、週1回の勤務からスタート。徐々に慣れてくると、勤務日数を増やし、学校を卒業後の4ヵ月間は、飲食店のホールをかけもちしながら、毎日働きました。
家事や子どものシッターをする代わりに、無料でホームステイできるオーペア。滞在費が実質0円になるので、家賃を節約しながら働きたい人におすすめの仕事です。週30時間の勤務でAU$180で働きました。
オーペアのメリットは、現地の家庭で生活できるので、英語漬けの環境で暮らせること。子どもが好きな人におすすめです。
日本食レストランでは、サーバーとして時給CA$11.2で勤務。その後、チェーン系コーヒーショップで、バリスタとして時給CA$12.65で働きました。仕事の合間には、カナダ国内やアメリカを旅行。日本から行くとお金がかかるハワイにも、航空券を安く抑えて行くことができました。
ワーキングホリデーの費用を節約するポイントをご紹介します。なるべく余分な出費は抑えて、うまくやりくりしながら生活していきましょう。
どの国にワーホリするにしても、日本人旅行者の現地へのの渡航が多い時期は、航空券が高騰します。そのため、なるべく渡航にかかる費用を抑えたい人は、料金が安い時期を狙って渡航できるよう、計画を立てましょう。
例えば、ワーホリ先として人気の国、カナダであれば、航空券がもっとも高い月は、日本が夏休みになる8月。そのため、8月は避けて渡航すると、航空券の出費を抑えることができます。
一方で、あまりにも渡航時期に左右されると、現地での求人が少ないシーズンに仕事をスタートしなければいけないなど、別の弊害を招く恐れも。そのため、滞在期間をどう過ごすのがベストか総合的に判断した上で、航空券を押さえていくようにしましょう。
ホームステイや寮、シェアハウスなど、選択肢がいくつもあるワーキングホリデーの滞在方法。語学学校に通う場合、最初は比較的安く滞在できるホームステイをおすすめします。
ホームステイの魅力は、現地の英語に触れることができたり、滞在費の中に食費が含まれていること。また生活情報をホストファミリーから仕入れることもできます。先にその国で話される英語の特徴に慣れたり、現地の情報を仕入れておくと、その後の生活をスムーズに乗り切ることができます。
これまで、ワーキングホリデーにかかる費用について解説してきました。ワーホリについて、まだ何も決めていない人は、まずは国選びから始めてみてはどうでしょう。行きたい国が明確になることで、実際、何にどれくらいの費用が必要になるのかが見えてきます。
留学ジャーナルでは、国選びのお手伝いを行ったり、興味のある国について、出発前に用意すべき費用を具体的にお見積りとして提示したり、現地の仕事事情についても詳しく情報提供できます。 その場で、これから用意すべき費用がわかり、渡航までにどんな準備をすれば良いかスケジュールも相談できるので、漠然と考えている人でも具体的な道筋が見えてきます。
また、留学ジャーナルでは、ワーホリ経験者のレポートも見ることができるので、ワーホリの成功談・失敗談など、生の情報をたくさん仕入れることができます。ぜひこれからワーホリのプランを具体化する上で参考にしてみてください。
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